母の日はアメリカが起源!
母を想う一人の女性から始まり世界中に広まる
皆さんは「アン・ジャービス」という女性をご存知でしょうか?南北戦争時代を生き抜いた女性で、社会活動家として知られています。
彼女は十数人というたくさんの子供に恵まれましたが、そのうち成人できたのはわずか4人。他の子供たちはジフテリアなどの流行り病で亡くなったとされています。
その後、深い悲しみを乗り越え、小児病対策や健康で衛生的な環境を整えたいという思想が強まり、コミュニティを作ります。
病気と幼児の死亡数を減らしたいという思いは多くの女性の心を動かし、コミュニティに参加したい女性はどんどん増えていきました。
後に南北戦争に入りますが、この時、敵や味方に関係なく負傷兵を看病したと言われています。戦争が終わった後も社会活動は継続され、日曜学校で教師をつとめたり公衆衛生や文学についての講習も開いていました。
そんな人々から慕われていたアン・ジャービスでしたが、心臓の病により4人の子供たちに看取られ亡くなりました。
そしてその娘であるアンナ・ジャービスは、母を偲び彼女が教師をしていた教会で生前好きだった「白いカーネーション」を配ります。
その後、アンナ・ジャービスの母を想う気持ちに感動した人々が、1908年5月10日に教会に集まり初めての「母の日」を祝いました。
この時にもアンナ・ジャービスは「白いカーネーション」を参加者全員に配り、のちに白いカーネーションが母の日のシンボルとなりました。
その後この母の日の活動が各地に広まっていき、ついに1914年、アメリカの記念日として5月の第2日曜日は「母の日」として定められました。
母の日の起源には諸説ありますが、この話が最も有力だとされています。
ちなみに日本では、1913年にアンナ・ジャービスから青山学院にメッセージが届き、当時の青山学院にいた女性たちの働きかけにより日本にも広まっていきました。
母の日にカーネーションが定番なのは、このアメリカの風習にならってのことです。母が亡くなっている場合は「白いカーネーション」を、母が健全な場合は「赤いカーネーション」を贈るとされていますが、
子供によっては早くに母を亡くしている子供もいますので、そういった子供の気持ちを考え日本では赤いカーネーションが主流になっています。
母の日定番のカーネーション!色も意味がある
母の日に贈る「カーネーション」ですが、色によって意味合いが異なります。すべてのカーネーションが母の日に適しているかというとそうではないので、カラー選びには気を付けておきたいポイントです。
カーネーションの意味には共通して「無垢で深い愛」というものがありますので、カラーを気にしないで贈る方も多いですね。ではカラーごとの意味とはどんなものがあるのでしょうか?
おすすめ&できれば避けたいカーネーションをご紹介します!
- 赤「母への愛」
- ピンク「感謝の心」
- オレンジ「純粋な愛」
- 紫「気品」
- 青「永遠の幸せ」
母の日に贈る花の代表と会って、愛をテーマにした花言葉が多いですね!明るいカラーだけでなく、紫や青といった上品なカラーも人気があります。
- 黄色「軽蔑」
- 褐色「愛の拒絶」
- 濃い赤「私の心に哀しみを」
避けたいカーネーションはこちらの3つ。黄色にいたってはすごくきれいなカラーなので、何も知らなければ普通に買ってしまいそうですが、花言葉としては「軽蔑」を表しますので少し注意が必要ですね!
もしどうしても買いたいのであれば、花束に数本混ぜるくらいでとどめるか、贈る方が花に詳しい方なら黄色は選ばないのがベスト。
他にも褐色は「愛の拒絶」という花言葉があります。花束に入れられることが多いですが、褐色も気を付けておきたいカーネーションのひとつです。
そして上品なカラーの濃い赤ですが、こちらは「軽蔑」や「愛の拒絶」ほど直接的な意味はありませんが、悲しい意味をもつことが多いので母の日に贈るのはやめておいた方が無難です。
また、白いカーネーションもありますが、少し特殊な意味をもつカラーです。意味としては「亡き母を偲ぶ」「あなたへの愛は生きている」「尊敬」を表しています。
白いカーネーションはアンナ・ジャービスにより母の日に贈る代表的な花に選ばれましたが、本当の意味としては「亡くなった母を想い贈る花」というものがあります。
そのため、人によっては母の日に贈るのを好まないという人もいますので、特別な意味を持つ白いカーネーションはちょっと注意したいカラーでもあります。
例えば、義母や顔見知り程度の知人に”白のみの花束”を贈ったとしましょう。相手が白色のカーネーションは故人に贈る花だと知っていた場合、人によっては”嫌味”だととらえるかもしれません。
花言葉には「尊敬」もあるので、一見母の日に贈っても良さそうに見えますが、人によっては「ちょっと…」と思われる花なので、相手が健全の場合は選ばないほうが良いカラーです。
世界各国の母の日ではどんなお祝いを?
イタリア
イタリアにも母の日は存在します。しかし、もちろんきちんとお祝いをする家庭もありますが、イタリアでは母の日はそんなに大事なイベントではないのだとか…
レディーファーストの代表ともいえる女性に優しいイメージのイタリアがなぜ母の日を盛大に祝わないのでしょうか?実はそれにはとてもイタリアらしい理由がありました。
イタリアではそもそも、他の国よりも女性を大切に扱う傾向にあります。そもそもですよ…「常日頃から女性や自分の母親を大切にしている」ということなんです!
なんてイタリアらしい素晴らしい考え方なんでしょう!常日頃から母親や女性を大切にしているので、毎日が母の日のようなものなんです。(笑)
ちなみに、アメリカでは「なんてこった!」を「oh my god!(あぁ神よ…!)」と言いますよね。イタリアでは「mamma mia!(あぁ母よ…!)」といいます。
これはアメリカで「神は偉大だ」というのに対し、イタリアでは「母は偉大だ」という意味で使っているということなんです。
イタリア人男性はマザコンだなんてよく聞きますが、そもそもマザコンなのではなく女性を大切にするのは当たり前、自分を生んで育ててくれた女性に敬意を払うのは当たり前というのがイタリアの考えなのです。
なので、日ごろから感謝の気持ちは言葉と行動で表しています。もちろん母の日に近くなれば花屋さんでは母の日専用のギフトが用意されるなど何かしらのプレゼントはあちこちで購入できます。
イタリアでは3月に女性の日というものがあるので、5月の母の日よりも女性の日の方が盛大に祝われます。
ちなみに、母の日の贈り物としては、カーネーション・紫陽花・バラなどが挙げられます。また、AILCによるアザレアの鉢植えが売られていることがありますが、その売り上げの一部は「がんの研究費」にまわされます。
もしイタリアで「アザレアの鉢植え」が売られていたら、購入することでがん研究に貢献することができますよ!
フィンランド
フィンランドは他の国から見ても「お母さんに優しい国」として知られています。子育て支援や育児休暇など、子育てしやすい環境が整っているのがフィンランドです。
フィンランドではお祝い事にはメッセージカードを贈りあう習慣があります。母の日も当然お母さんに贈ります!また、母の日の歌もあるみたいですね!
フィンランドでは「母の日の花」というものがあります。ヴァルコブオッコと呼ばれる白い花で、林や森林によく咲いています。それをたくさん積んで母の日にプレゼントするそうです。
また、母の日の朝、お父さんと子供達で朝食を作り寝室で寝ているお母さんへサプライズとして持っていくという風習もあります。
朝にこっそり朝食を作ってくれるなんてとてもうれしいサプライズですね!
ハンガリー・ルーマニア
ハンガリーとルーマニアでは、母の日というよりも「女性の日」としてお祝いされるようです。そのため、お母さんにもプレゼントを贈りますが、お祖母ちゃんや小さな女の子まですべての女性へ贈り物をするようです。
贈り物にはそれほどこだわりはないそうですが、お花や小さなプレゼントを贈るのが一般的だとされています。
オーストラリア
オーストラリアでは、アメリカと同じように5月の第2日曜日が母の日として定められています。レストランや自宅で食事をとるといった、家族で食事をするのが一般的です。
外食する家庭も多く、この日ばかりは予約をしないとお店が埋まってしまうのだとか。また、プレゼントやメッセージカードを贈ったりもします。
プレゼントは特に決まっていないそうですが、一般的には花束やお菓子などが挙げられます。中にはアトラクションなどの体験チケットをプレゼントするなど、家庭によってプレゼントはざまざまです。
贈る花束ですが、これも特に決まりはありませんが、カーネーションは母の日としてオーストラリアでも一般的だそうです。また、オーストラリアの5月は時期的には秋を指すため、菊の花をプレゼントする場合もあるそうです。
エジプト
エジプトでは母の日は3月21日に定められています。この日では街のいたるところでスカーフや花束、生活用品など様々なものが母の日のギフトとして用意されています。
学校では母の日に子供達の発表会を開くなど、学校行事にも関わってきます。幼稚園や小学校では風船やお菓子が配られたり、先生にもケーキの差し入れがされることもあるみたいです!
結構国民的にお祝いされるイベントのようですね!ちなみに悲しいことにエジプトでは母の日はあっても父の日はないそうです…(笑)
2019年母の日の贈り物ベスト5!
では2019年の母の日ももうすぐですが、今年はどんなものをあげるのが良いか迷っている人もいるかと思います。
なので、ここからはプレゼントのヒントになるようなおすすめの母の日の贈り物をいくつかご紹介したいと思います。今年も素敵な贈り物をしましょう!
1、新しい贈り物!体験型ギフト
いつも花束やお菓子をプレゼントするが反応がイマイチ良くない気がする…そんな方にぜひ試してもらいたいのがこちらの体験ギフト!
全国の様々な体験ギフトを提供しており、個室スパ・エステチケット、レストラン、ドッグリゾート、リラックスギフト、ツアーなど何でも揃っています。
母の日だけでなく、退職祝いやウエディングプレゼントなど、どんなお祝いにも適した新しいプレゼントで体験型ギフトは多くの方から喜ばれています。
自分だとなかなか行かない体験もプレゼントなら行ってみたいという意見も多いです。
2、お祖母ちゃんへ贈りたい!まごチャンネル
最近では、スマートフォンの普及もあり、手軽に動画や写真を見れる時代になりましたよね!でもまだまだガラケーの人も多く、スマホの使い方がわからないからという理由が多いです。
そういった方へ孫の写真や動画を見せたいとなった時、写真はプリントアウトすれば手軽に渡せますが、動画は会った時くらいしか見せられませんよね。
しかしこちらの「まごチャンネル」は、テレビの大画面で簡単に動画や写真を見れるとあって、母の日や父の日にプレゼントする人も多いです!
使い方は簡単で、撮った写真や動画をアプリを使って送信するだけで祖母・祖父宅に取り付けた機械で簡単に見られます。
接続も簡単のようで、電源ケーブルとテレビ用のケーブルを繋ぐだけみたいですね!あとは好きな時にこちらから写真や動画を贈るだけなので、誰でも簡単にお子さんをシェアすることができますよ!
3、関西三大和牛・ブランド豚の食べ比べセット
お肉を買う時、きちんとお肉屋さんで購入するという人はあまり多くないですよね!それに毎日ブランド和牛や豚を食べているという人は一体どれくらい少ないことか…
ブランド和牛や豚を食べる時は何かのお祝い事や頂き物が多いですよね!そこで今回は、母の日においしいお肉を食べてもらいたいとの思いから、関西の三大和牛、松阪牛・神戸牛・近江牛を中心とした食べ比べギフトを提供します!
すき焼き、しゃぶしゃぶ、ステーキ、焼き肉となんでもどんと来い!自慢のブランド牛や豚を一気に食べてみたい方におすすめのギフトです!
4、水やりなし!飾り竹炭インテリア!
母の日にお花を贈るのは定番とされていますが、水やりの手入れの手間がかかることからドライフラワーなどの手入れ不要で長くインテリアとして楽しめるものが増えてきました。
こちらもそんな長く楽しめる和風なインテリアですが、ドライフラワーと違い竹炭を使っているため機能性に優れています。
機能としては、「消臭・電磁波の吸着・温度調節」が挙げられます。水やりは不要で枯らす心配はなく、長期間インテリアとして楽しむことができます。
価格も手頃な3.000~30.000円と幅が広く、個人にあったものを選ぶことができます。いつもお花をプレゼントしているという方は、たまにはこういった日本の粋なプレゼントをしてみるといいかもしれませんね!
5、健康は寝具から!オーダーメイドの枕!
寝具ってとても大切なのご存知ですか?合わない枕を使っていると、一日の疲れが取れません!それに首にも負担がかかっていることも…
アイメイドシリーズでは、首や寝心地に合わせた価格の違う3種類の枕を提供しています。
- エンジェルネックピロー4,580円
- ネムリードピロー5,980円
- フィッティピロー7,980円
それぞれ、ストレートネックに特化したもの、オールシーズン快適に過ごせるもの、自分でカスタマイズ可能なものなど、個人に合わせやすい枕がそろっています。
どれも一部を除き洗濯できるものになっているため毎日衛生的に過ごすことができます。年齢を重ねると上質な睡眠をとりにくくなります。
何だか最近疲れている、寝ても目が覚めてしまうという悩みがある方にぜひプレゼントしてほしい贈り物です。
まとめ
世界各国でも母の日はお祝いされていましたね~!国は違えど母を想う気持ちは世界共通!今年もきちんとお祝いをして日頃の感謝の気持ちを伝えたいですね!
今回は最後に母の日におすすめのプレゼントをご紹介しました!定番のお花はどこにいっても売られていると思いましたので、今回はあまり見かけないプレゼントを探してきました!
毎年定番の贈り物で飽きてきているという方は今回の記事を参考に新しいプレゼントを贈ってみてくださいね!