妊娠線ができる理由
急激な体重の増加が原因
(女性のための情報サイト「ヴェラ」)より
人間の肌は「表皮→真皮→皮下脂肪」の順に成り立っています。普段生活する分には特に何の影響もありませんが、妊娠中は急激に体重が増加し、お腹が大きくなります。
目に見えなくても皮膚はどんどん引っ張られていき、最終的に耐えきれなくなった時点でビリッと亀裂が入ってしまう腺のことを妊娠線と呼びます。
一般的に健康な肌は28周期で新しいお肌に生まれ変わる仕組みになっていますが、妊娠中はホルモンの影響により肌のターンオーバーが一般的な健康な肌に比べうまくいかなくなっています。
そのため、ただ単純に体重が増加してしまった時とは違い、肉割れ(妊娠線)ができやすい状態になっているのです。
妊娠中の体重の変化は、意味のある現象なので肉割れや太りたくないからといって過度な食事制限は母体や胎児にも影響が出てしまうのでやめましょう。
ですが太りすぎは逆に良くないので、出産までの体重増加は8~10㎏を目安にしてくださいね!(産婦人科の先生の指示に従う)
体重管理については、検診のたびに体重や血圧をはかるので、少し増加傾向にあれば先生から指摘を受けると思います。自分の食生活を相談すると適切な食事コントロール法を教えてくれるでしょう。
ちなみに太りすぎてしまうと妊娠後期に大変動きにくいです。動きにくいということは自然とソファに座ったり家の中にいる時間が増えるので筋力が減っていきます。
そうすると…
産後赤ちゃんを抱えて歩き回るのがすごく大変!赤ちゃんを抱っこして立ち上がれなくて後ろに転がったこともありました。(笑)
妊娠後期や産後のことを考えて、体重コントロールはしっかりと行い積極的にウォーキングなどで体力をつけておくことをおすすめします!
肌の乾燥などコンディションの悪さ
妊娠中は女性ホルモンとステロイドホルモンの影響により肌の弾力が減りターンオーバーがうまくいかなくなります。そのため肌が乾燥しているとより一層、お肌の弾力やハリが失われ妊娠線ができやすいお肌になってしまいます。
きちんとした保湿ケアをしても妊娠線が出来てしまったという人もいますが、乾燥していると寝ている間にかきむしってしまいさらに肌のコンディションを悪化せてしまうため、保湿ケアはやっておいた方が良いです。
わたしは妊娠をきっかけに乾燥肌になりました。もともとズボラな性格をしているため1人目の時は試供品でもらった保湿クリームを少し塗るくらいで済ませていましたが、ものの見事に痛々しい妊娠線が出来てしまいました。
その間、腹帯をまいていましたがこすれて粉がでるくらい肌は乾燥していましたね。2人目の時は絶対妊娠線を増やすまいと心に決め、割と妊娠初期段階から妊娠線専用オイルを使用していました。
それでもやっぱり妊娠後期になると保湿しても少しずつ妊娠線が浮き出てきて結局「妊娠線専用オイルぬっても意味ないじゃん!」とやめたところ瞬く間にたくさんの妊娠線が…
その時はお菓子を食べたりしていたので、食事コントロールなんてほとんど出来ていませんでした。保湿ケアよりも食事コントロールがきちんと出来ていれば妊娠線が広がることはなかったのかなと今になって思います。
妊娠線専用クリームやオイルを塗っていればかならず妊娠線はでない!ということではありませんが、妊娠線を軽減させることにはつながると思います。
もともと妊娠線ができやすい体質(遺伝)
妊娠線ができやすい人とできにくい人はいますよね。ものすごく妊娠線ケアをしていたのに妊娠線が出来てしまった人、まったく妊娠線ケアをしていなかったのに妊娠線が出来なかった人。
理不尽に思うかもしれませんが、もともと妊娠線ができやすい体質はあります。皮膚が薄く繊細であったり、お腹が前に出やすい人・出にくい人など。
妊娠は妊娠でもその体の変化は人それぞれなのです。臨月なのに妊娠中期なの?というくらいお腹が出ていない人もいますよね!そういう人は肌がそんなに引っ張られないので妊娠線ができにくいです。
親に妊娠線が出ている、敏感肌、親も自分も身長が低い傾向(皮膚面積が少ない)にあるなど、遺伝的な要因で妊娠線が出やすい人もいます。
遺伝的に妊娠線が出やすいと諦めるのではなく、「食事コントロールをしっかりする」「妊娠線ケアを十分にする」という事を心掛けると妊娠線ができても軽減させることができます。
妊娠線ができる場所(実際の写真あり)
皮膚の薄い所はほとんど要注意
皮膚の薄い所は他の部分に比べて妊娠線が出やすいです。
- お腹
- 太もも
- お尻
- 二の腕
- 胸
- 腰
私の場合、「お腹・太もも外側・お尻・胸」などに出ました。一番ひどく残っているのはお腹で、白い妊娠線が残っているという優しい状態ではなく、はっきりとした「シワ&皮」となって残っています。
他の部位は妊娠前よりは多少痩せても皮が残っている感じがあるかなぁというくらいでたいして気になりません。妊娠線の痕はうっすらと白く腺が残っていますが、お腹に比べれば優しいもんです(笑)
皮膚の薄い所はそれだけ繊細な肌ですので、ダメージを受けやすい場所でもあります。妊娠中はお腹が大きくなりますし、できる体勢も限られているので自分じゃ見えないところに妊娠線が出来ている…なんてことも。
私はお腹ばかり気にしていましたが、ある時鏡で後ろ姿を見た時におしりにも妊娠線ができていてがっくりしました(笑)
腹帯もお腹が締め付けられるのが嫌でつけなかった時期もありましたが、何もつけていないとお腹の重みで皮膚が下に引っ張られるのでよけいに妊娠線が出やすくなります。
実際の写真がこちら
お腹は一番妊娠線が出やすかった
見てわかるように、酷い場合は赤い線がびっしりと出ます。痛々しい妊娠線ですが、痛みはなく多少かゆみがある程度です。
ひとつ出てしまうとその周辺の皮膚は限界を迎えているサインなので、1日、2日後には「あれ?こんなとこにも妊娠線あったっけ?」という具合に分からない程度に徐々に増えていきます(笑)
なので、少し出ているからと言ってまだ大丈夫!なんて甘い考えでいると私のようにたくさん妊娠線が出てしまいますよ!かゆいからといって掻きむしるのもNG!我慢して保湿しましょう。
ちなみに、この妊娠線がその後どうなるかというと…
こんな感じにシワシワになります(笑)これは産後2年たってからの写真なので、もうこれ以上は綺麗にならないと思います。あとは身体にメリハリをつけるために筋トレをすれば引き締まるのでもう少し見た目が良くなるぐらいですね!
おへそなんかはもう以前のおへそには戻りません!今は写真のようにシワに埋もれているくらいですね!
でも妊娠線やシワ・たるみがあるからってあきらめるのはもったいないですよ!肌はもどらなくてもきちんと筋トレすればくびれもできますし、細身のスレンダーな服も着れるようになります!
ふともも~おしりにかけて
さすがにおしりの写真は載せられませんが、ふとももの写真なら大丈夫そうだったので撮ってみました!
見てわかる通り、お腹の写真に比べ白い線が入っている程度です。まぁよく見たらこれも嫌だなぁとは思いますが、水着にならなければ見えない位置にあるので普通の生活に支障はありません。
また、私は色白なので、あまり目立たないのかもしれませんが元が色黒のタイプの人・日焼けで色黒の人は白い線が目立つかもしれません。
「ふともも~おしりにかけて」と書きましたが、全体的に白い妊娠線が入っているわけではなく、ふともも外側・おしり外側の部分手に妊娠線ができている感じです。
触った感じは亀裂(妊娠線)が入っている分少し凹凸があるかなぁ程度ですね。
こちらもお腹の妊娠線同様もうこれ以上はもとに戻りません。妊娠線が出来てしまった後のクリームも色々な販売元で提供されていますが、私はあまり信じていないので使ったことがありません。
もうこのしわくちゃなお腹も平気だという人を見つければいいや!程度で特にコンプレックスにも感じていません(笑)
妊娠線は子供を産んだ証とも言えますので、そんなにコンプレックスに思う必要もありませんよ!堂々としていればいいのです。
妊娠線予防クリームの効果は?
産婦人科では微妙な反応でした
妊娠線専用のクリームやオイルは人によって賛否両論といったところでしょうか。企業が開発したクリームやオイルには浸透性のある保湿成分がたっぷりと入っている物がほとんどです。
要は、「妊娠線ができにくい肌にするために開発している」ということです。なので、一般的なただのボディクリームを塗るより保湿力は優れていると思います。
少し前にお話しした通り、妊娠線ができにくい肌にするために保湿はある程度大切になってきます。なので、妊娠線専用クリームやオイルは私は使っていたほうがいいかなと思います。
しかし、私は2人違う産婦人科で子供を産みましたが、その2つの病院で妊娠線クリームについて聞いたことがあります。
結果は2病院とも「微妙な反応」でした(笑)
- 本当に効き目がない
- 医療的にはっきりおすすめできるものがない
といった理由が挙げられますが、私は医療には詳しくないので本当のところはわかりませんが、微妙に言葉を濁していました。
もしくは人によって「効き目ないよ」と断言している人がいたくらいですかね。なので今のところ、病院側が自信を持って推奨できる妊娠線専用クリームやオイルは見当たらないといった感じです。
もしかしたら病院によっておすすめの商品があるかもしれませんが、私の通っていた病院では妊娠線クリームに対する反応は微妙なものでした。
とはいっても、私はなんでも自分で試してみたいタイプなので2人目の時に妊娠線専用オイルを使っていました。
時期的には妊娠中期~臨月に入るまでですね。途中でオイルがなくなってしまって、「もうすぐ出産だからわざわざ買わなくてもいいか」とやめてしまったところ…
- 乾燥肌
- お腹が前に出やすいタイプ
- 1週間に1㎏ペースで体重増加
- かゆくてたまに掻いていた
たぶん色々重なったんでしょうね…(笑)妊娠線専用オイルをやめたところで一気に妊娠線が増えました(笑)
なので個人的には妊娠線オイルで多少軽減されていたのではないかと私は思います。もし次に子供を産む機会があったら、私は迷わずに妊娠初期から妊娠線クリームを使用します(笑)
塗っても妊娠線が出る人はいる
先ほどから言っていますが、妊娠線専用クリームやオイルを塗っても妊娠線は出る人はいます。
- 身長が低い人
- もともとやせ型体質
- 皮膚が薄い人
- 親に妊娠線がはっきり出ている
- 妊娠中急激に太る
- 合計で12㎏以上増加した人
- 高齢出産にあたる人
- 双子以上妊娠している人
などなど…この他にもありますが、大体このくらいですね。当てはまれば当てはまるほど妊娠線が出やすい体質なので気をつけましょう!
私は臨月に妊娠線専用オイルをケチってやめてしまいましたが、無くなったからor塗っても妊娠線ができてしまったからといって途中でやめてしまうのはもったいない!
塗っても妊娠線が出る人はもちろんいます。人の肌は人ぞれぞれなのでね。いま妊娠線専用クリームやオイルを塗っているという人はぜひ継続してほしいと私は思います。
塗るなら保湿力の高いものを!
ここまで妊娠線クリームやオイルについてふれてきましたが、実際に塗るにはクリーム・ローション・オイルだとどれがいいのでしょうか?
答えは、メーカーの成分にもよりますがローション<クリーム<オイルの順に保湿力は高めです。私も妊娠線専用の”オイル”を使用していました。
保湿力が高いほどお肌はしっとりorべたべたになりますが、妊娠線が軽減できるならベタベタの方が保湿力があって良いじゃない!と思ったのでオイルを選択しました。
最近ではノコアの妊娠線専用商品が注目を浴びているようです。
- 新型ビタミンC誘導体配合
- オーガニック成分配合
- 肌にやさしい
- 妊娠初期からアフターケアまで
- お得な定期購入便あり
- 角質層までアプローチ
ビタミンCにはお肌を健康に保つ効果がありますが、ノコアでは改良を重ね「高浸透型ビタミンC誘導体」を配合し、従来の商品の200倍の浸透率があるそうです。
また、合成着色料やアルコール、紫外線吸収剤をはじめとする10つの余分な成分をカット!アボカドや生シアバターをはじめとする100%ナチュラル成分で出来ているため肌に優しい商品なのです。
妊娠中のデリケートなお肌のことを考えて設計されているブランドなんですね。また、妊娠初期からできてしまった妊娠線のアフターケアまでやっているというから驚きです。
お得な定期購入便があるだけでなく、公式サイトには妊娠中から授乳中にも対応した「葉酸+DHA/EPA」配合のサプリメントもあります。
数々の雑誌で取り上げられるほどの人気で、モンドセレクション4年連続金賞受賞した実績もあります。徹底的に保湿と素材にこだわった製品で、多くのママさんから注目されています。
ほとんどのママさんが妊娠線に悩んでいると聞きますし、私自身妊娠線専用オイルを使用していましたから、妊娠線を予防するためにもきちんとしたブランドの商品を使うことをおすすめします!
一生涯ずっと使うものでないので、せめて妊娠中の10ヵ月はきちんとケアして妊娠線を予防できるお肌を育てていきましょうね!
まとめ
- 妊娠線は個人差がある
- 妊娠線は予防できる
- お肌のケアが鍵
- 体重管理はしっかりと!
- 妊娠線ケアはオイルがおすすめ
妊娠線はほとんどのママさんの間で悩みのひとつとして話題になっています。妊娠線は一度出てしまうと自然に元の肌に戻ることはありません。
なので、体質的に妊娠線が出やすい人でもしっかりとしたケアをすることが妊娠線を予防&軽減させるために大切なのです。
今の時点で妊娠線クリームやオイルを使用している人は、あきらめないでとりあえず使用を継続してくださいね!