離乳食後期とは
離乳食も終わる生後9~11か月のこと!
この頃の赤ちゃんはつかまり立ち・つたい歩きができるようになり、前歯もだんだん増えてくる頃です。今までは柔らかいものを与えていましたが、そろそろ歯茎ですりつぶせるくらいの食感のものを与えても大丈夫です。
手づかみ食べができるようになるので、食事が楽しいと覚えるのもこの頃です!いよいよ3回食になり、バナナくらいの柔らかさのものを手づかみできるように調理してあげると良いでしょう!
また、赤ちゃんは色でも食事を楽しむようになるので、いろどりの良い食事にしてあげるとより一層楽しんで食事をしてくれるようになります。
味付けは、大人の食事の少し薄めが良いので、調理している段階で大人用に味付けする前に取り分けてあげれば赤ちゃん用にご飯を作らなくてもよくなります!
口に詰め込みすぎて吐き出してしまうこともありますが、食べる練習だと思って優しく見守るようにしましょう。自分で食べることによってひと口でどれだけ口に入れても良いのかというのが自分でわかってきます。
- 3回食になる
- 食事はバナナくらいの硬さで!
- 掴みやすい調理法にする
- 彩りUPで食欲UP!
- 大人用を取り分けで調理が楽ちん!
- 1口の量が自分でわかってくる!
赤ちゃんの味覚はどうなっている?
赤ちゃんの味覚は生後半年ほどから発達してきます。甘味、旨味、苦味、酸味、塩味といったつの五味のうち、最初に赤ちゃんが気に入る味覚は『甘味』と『旨味』だと言われています。
そのため、母乳には甘味が含まれているため赤ちゃんが好み、離乳食初期におかゆが使われるのはおかゆに含まれるかすかな甘みが赤ちゃんにとって食べやすい味だからです。
そして旨味も赤ちゃんは好むため、肉や魚を使った出汁の味も食べやすいのです。大人の人間でもきちんと出汁をとった料理は味わい深くとても美味しいですよね。
それは赤ちゃんにとっても同じで、生後半年ほどから味覚が発達してくるので離乳食初期~完了期にかけてこの五味をうまく料理に取り入れ、大人と同じ味付けでも食べられるように練習していくのです。
ちなみに、赤ちゃんの好きな味覚に『塩味』があります。塩気のあるものは好むのでお菓子や濃い味付けの料理はおいしそうに食べてくれるかもしれませんが、あまり小さなうちから塩味のあるものを与えすぎると内蔵に負担がかかってしまうので注意が必要です!
最初のうちはなるべく薄味で素材の味を楽しませ、離乳食完了期ころになると大人と同じ味付けでも食べられるようになってくるので、赤ちゃん用にご飯を作らなくても、大人と同じ料理を食べる直前に少し水に浸して味を薄くしてあげると良いそうです。
どんな離乳食をあたえたらいいの?
基本的にはバランス良く・彩りよく・つかみやすくする!というのがポイントです。1歳に近づくにつれ、赤ちゃんなりに大人と一緒の物を食べたいという欲求が出てきます。
なので、赤ちゃんには素材の味が基本!という考えをいつまでも持っていると赤ちゃんの味覚と合わず、あまり食欲が湧いてきません。
赤ちゃんに合わせた”塩味”を取り入れましょう!味噌・醤油・塩など味のバラエティは豊富に作れます。出汁を利かすことで風味や旨味も出てくるので赤ちゃんはよだれが止まらなくなるでしょう!
とはいってもまだまだ苦手なものはあります。独特の風味だったり、酸味や苦みは赤ちゃんが苦手とする味覚です。でもそういった食事にはビタミンなどが豊富に含まれているものが多いので親目線からすると積極的に食べさせたいところ…
調理法や素材選びに工夫してあげれば食べてくれる場合もあります!
フルーツが苦手な子にはヨーグルトと一緒に混ぜてあげたり、果汁を搾り取って色々なものに混ぜてあげても良いですね!
鉄分が不足しがちになるので、ホウレン草やレバーといった食事を与えたいですが、苦手な子が多いです。小さく切ってみたり味噌や醤油、出汁などでごまかしてあげると食べる子も多いようです。
また、一度食べなかった食材でも、他の味付けで試してみたり時間をおいてから食べさせると意外と食べてくれる子もいます。あきらめずにたくさんの料理を食べさせてあげましょう!
お出かけするときにおすすめの離乳食グッズ!
離乳食を食べさせるのが大変だからといってお出かけを敬遠する必要はありません。最近ではドラックストアなどに離乳食が売っていますし、便利なグッズもたくさん出ています。そういったものを用意していけば何の問題もありません。
実際に私もお出かけするときは市販の離乳食を使っていましたし、栄養面でもかなり優秀だと思います。ここではそんなお出かけ時に活躍する便利なグッズをいくつかご紹介したいと思います!
手作りの離乳食には漏れないお弁当箱を!
人気のスヌーピーのお弁当箱!スプーンが付いているのでこれひとつ購入しておけばお出かけ時に手作りの離乳食を持っていくことができます!密閉されているので漏れないようで、保冷剤付きなのもうれしいポイント!なによりデザインが可愛らしいと評判はなかなか良いです!
ハサミはかなり便利!
出先で多いのが飲食店を利用すること。その時に小さい子供がいると大人用の食べ物を取り分ける時もあるますよね。でも小さく切らないとまだまだ食べにくいんですよね!
うちの子は現在2歳と3歳で大人と同じ食事をとれるようになりましたが、食べ物のサイズはまだ大きすぎると食べにくいようです。
特に離乳食にも使われることが多い麺類ですが、ある程度切ってあげないと喉に引っかかるんですよね汗。離乳食完了期なんてまだまだ噛む練習の真っ最中なので、こういったハサミを1つ持っているとお出かけ時にかなり重宝されますよ。
中にはファストフード店だと子供向けのグッズを貸し出している場合もありますが、置いていないお店もあります。ちょっとしたときにサッと出せるのはかなり手間がはぶけますよ!
ない場合は箸で引きちぎるしかないのですが、これが結構めんどくさいんです(笑)なのでこういったハサミは持っておくと長く使えるのでかなり便利です。
キューピーにこにこボックスシリーズ
キューピーにこにこボックスシリーズはとても重宝しました。お出かけ時にこれひとつでスプーンもついているので食べ終わったあとはそのまま捨てることができるので、容器を洗う手間もありませんし衛生的です。
にこにこボックスシリーズは7か月・9ヵ月・12か月とあり、柔らかさ・味付け・量などはその月年齢に応じたものとなっています。また、中には食物アレルゲン7品不使用のものもあるので、アレルギーの子にも安心して食べさせることができます。全11種類。
7か月
・まろやか和風セット
9ヵ月
・あじわい和風ランチ
・八宝菜ランチ
チェアベルトはママの腰にも使えるものがおすすめ!
チェアベルトは、お出かけ時にベンチや飲食店のいすなどに取り付けられる赤ちゃんの安全ベルトです。動く赤ちゃんにも使えますし、キャリフリーのチェアベルトはママの腰にも使えるので両手が使えて非常に便利です!
レストランなどの赤ちゃん用のいすがない時にも活躍できますね!多くのママから評判が高いのがこのキャリフリーのチェアベルトです!
エジソンのスプーン&フォーク
エジソンのスプーン&フォークはカラフルで可愛らしいです。また、スプーンの先端が四角になっているので、食べ物がすくいやすい構造になっています。
さらに、フォークはギザギザしているので刺したものが落ちにくく、まだスプーンやフォークになれていない子にとてもおすすめの商品です。
実際に私の子供達も2歳と3歳ですが、2人とも色違いのエジソンの商品を使っています。フォークは特に万能で、滑りやすいパスタなども自分で食べられます。
試しに普通のフォークやプラスチック製のものを使わせましたが、大人でも滑り落ちるので子供には難易度が高いです。私はお出かけの時もこちらのスプーンとフォークを持参していました。1セットあると非常に便利な商品ですね。
離乳食後期の失敗談!バナナしか食べてくれない!
1日のほとんどをバナナで過ごすように…
文字通り、うちの息子ちゃん(3歳)は離乳食後期の時になぜかご飯を食べなくなり、バナナばかり食べていました。最初はバナナも栄養価が高いしと思いたくさん食べさせていましたが、バナナだけだとどうしても栄養が偏ってしまいますよね。
あれこれ考えて食べやすいように”柔らかく薄味”を守っているのになぜ…
せっかく作った離乳食も食べずに捨てることも多く、毎日悩んでいました。バナナを食べてくれるならヨーグルトに混ぜてみたり、ホットケーキに混ぜ込んでみたり。
でもやっぱり和食でお米を食べてもらいたかったんです。雑炊みたいな離乳食も以前はパクパク食べていたのに何でなの…泣。なんだか痩せてきてあばら骨も見えるようになっていたし焦りに焦る…
と、このあたりで検診があったのでとりあえず何かの解決策がわかれば!と思い、聞いてみることにしました。すると、息子のためと思っていた行動が原因でご飯を食べなくなっていたということに気が付きました。
びっくりですよね~息子のためと思っていた”薄味・やわらかご飯”がダメだったんですから。要するに、子供はきちんと成長しているという事なんですよ!
理由①思ったより味覚が発達していた!
どうやら、私が良かれと思っていた味付けは子供にとって薄味すぎたんです。とはいえ、いろんな記事で濃い味付けは内臓に負担がかかる、いったん濃い味を覚えてしまったらもう濃い味付けで慣れてしまうとか書かれているじゃないですか!
だから私も薄味を守ってきたのに…と心の中で嘆きましたが、毎日一緒にいるからわかりにくいけれど、赤ちゃんってちゃんと成長しているんですよね~。
自分が思っているより味覚はどんどん成長しているようでした。味覚の発達具合については最初の方に少し触れているのでここでは深く言いませんが、大人の料理の少し薄味くらいで良いみたいです。
同じ料理を食べさせたいのなら、大人用に味を濃くする前の段階で取り分けてあげましょう。もし赤ちゃんが最近ご飯を食べなくなったなと思ったら、少しだけ味付けを変えてみましょう。
理由②離乳食の食感にも問題があった!
私は薄味・柔らかめのご飯を守ってきましたが、この”柔らかさ”にも問題がありました。うちの子からすると当時の私の料理は柔らかすぎたんですよね。
かといっていきなり固くすると赤ちゃんも食べるのが大変になり喉つまりしてしまうのですが…うちの息子はある日突然私の食べている白米に興味を持ち、すごく食べたがりました。
もちろん噛めないからダメだよ~といってあげなかったのですが、検診の時にアドバイスを頂いてから試しにひと口あげてみると…なんとびっくりするくらい大人用の白米を食べるではありませんか!
長い間解決しない問題が解けたようにすっきりした瞬間でしたね。それからは、大人用の白米よりも少し柔らかい程度にご飯を炊いて与えるようにしました。
たまに一口が大きいと喉つまりしそうになりますが、若干やわらかいくらいの白米の硬さが気に入ったらしくその後はバクバク食べていましたよ。
同時に味付けも見直したので、煮物などの和食も食べるようになりました。あんなに食べていたバナナですが、ご飯が食べられるようになってからは飽きてしまったのかあまり食べることはなくなりました。
良かれと思っていた薄味・柔らかい食事ですが、きちんとその子に合ったもの、月年齢にあった食事にしないといけないんだなとこの時勉強になりました。
濃い味を知らなければずっと薄味でも食べてくれるだろうと思ったらそんなことないんですよね。市販のおやつなどは月年齢にあった味付けになっていますし、自然と赤ちゃんの味覚は発達していくのです。
赤ちゃんの様子を見ながら、どのくらいの味付け・柔らかさが好みなのかよく把握しておくようにしましょう。
まとめ
今回は初めての子育てで失敗した私の経験談とお出かけ時にあったら便利だなと思ったグッズをご紹介しました。
初めての子育てだと、何が良いのかよく分からないですよね。変に神経質になったりもしますし。私は2人子供がいますが、1人目の時はやっぱり神経質に子育てしていたように感じます。
そんな私の経験を踏まえて、もし赤ちゃんがご飯を食べなくなったら味付けと食事の固さを見直してみてください。そして、出先での便利グッズもおすすめなのでぜひ使ってみてくださいね!赤ちゃんとの食事を楽しみましょう!