子供の原因不明の高熱!一体なぜ?原因は?
風邪じゃないのに熱がでる!これって熱中症?
実は私の子も去年実際にありました。夏場の気温が高い時期にずっと家の中にいましたが、なぜか風邪でもないのに熱が38度~39度近くあるんですよね。それも昼間が多く、夜になると37度くらいまで下がる…「なんか変だぞ…これなんの病気だ…?」
とりあえず様子を見ていたものの、うちの子の場合は高熱以外に特に症状はないんですよね。変なことと言えば昼間の気温が高い時に熱が上がるくらい…
特に病気の症状もなく昼間の気温の高い時にだけ熱がグンとあがるのなんて、何かおかしいなぁと思い病院に連れて行こうか迷っていた時、ふとこれってもしや熱中症なのでは…?
とにかく体温が下がれば間違いないと、一か八か38度の熱が出ている子供を近所のスーパーのベンチに座らせてみることに。(クーラーきいててめちゃくちゃ涼しかった)
帰って熱を測ってみると…なんと36度まで熱が下がり、顔の赤みも消え元気に…!!でも一体なぜ?暑さや日差しを警戒して屋内で遊ばせていたのに。お水は自分で飲めるようにしていたよ!
実は熱中症は屋内でもなってしまうので、特に小さな子供や高齢者には十分気を付けてもらいたいものなんです!
そもそもなんで熱中症になってしまうかというと…
特に乳幼児や幼児は体温調節がまだまだうまくできません。外の暑さを感じてから汗をかいて体温を下げるのに時間がかかってしまいます。そのため、熱をうまく外に出せず、体温が上がってしまう事も…(私の子供もこのケースだと思われます)
また、大人よりも水分が多いので、自分の体温より外の気温が上回ってしまうと、外の気温に影響されてしまうリスクが高くなります。
さらに、子供は自分の体調のことをまだよく分かっていないので、炎天下の屋外でも水も飲まずに夢中で遊んでしまう事があります。なので、子供が「喉が渇いた~!」と言ってくる頃には体の水分はかなり失われている場合が多いです。
喉が渇く前にこまめに水分をとらせてあげないと、熱中症になるリスクはグンと上がってしまいます。
屋内だからといって油断せずに、遊びの合間にでも水分はこまめにとらせるようにしましょう。では熱中症の症状って一体どんなものがあるのか気になりますよね。そちらも見てみましょう!
- 頭痛
- 嘔吐や吐き気
- 熱がある
- なんとなくしんどそう
- 体の痛み
- 手や足がしびれる
- 汗を大量にかく
熱中症の軽度はこんな感じです。とはいえ、まだ言葉も喋れないor喋りたての子供が、自分の体の異変を伝えるのはまだまだ難しいです。そのため親がその異変を感じ取ることが大切です。
まだ喋れないので頭やお腹が痛いとグズッて異変を知らせてくれることもあります。グズりっぱなしな時は何か原因があるので、よくチェックするようにしましょう。腹痛や下痢も熱中症のサインだったりもします。そちらも見逃さないようにしましょう。
- 意識なし
- 痙攣
ここまでくると一刻もはやく病院へ行かないと命の危険もあります。しかし、子供の場合、特に乳幼児や幼児ですね、保護者が必ず近くにいるのでここまで重症化することはほとんどないそうです。
しかし、屋外の炎天下で水分補給少なめで長時間遊ばせたり、車の中に置き去りにすると熱中症の重症化するリスクは高くなります。
軽度~中度の熱中症のサインを見逃さず、こまめに水分補給させて熱中症を予防しましょう!
子供は思ったよりも運動量が多い
子供って大人が思っているよりも運動量はかなり多いんですよね。大人が座ってできるようなことも座って立って運んで走ってと、大人からするとかなり無駄な動きが多いですが、それが楽しくて動き回るのが子供なんです(笑)
なので、おとなと同じ場所で同じ時間を過ごしていても、運動量は全く違います。運動することで熱が発生し、その熱を発散するために汗をかきますよね。それに外の気温も重なれば体温調節の未熟な子供にはかなり負担になります。
熱中症を防ぐためにも、遊びに夢中になる子供たちに親が休憩を取らせてあげましょう。
熱中症は夏だけじゃない!
熱中症のイメージと言えば、夏の暑さが激しい時だと思われがちです。しかし、実は季節外れの暑い日にも注意が必要です。
毎年春から夏に向けて徐々に暑くなるため体が暑さに順応していきますよね。しかし、季節外れの猛暑日というのが稀にあります。
2019年でいえば、5月のGW中に北海道では佐呂間町で39.5度を記録しました。北海道の主要都市、札幌市の5月の平均気温は12.4度(1981~2010年)なのであきらかに異常な気温だと言えます。
そんな涼しい季節に急に猛暑日がくると、体はついていけずに体調を崩してしまう人が多くなります。子供も同じように急激な気温の変化に対応することは大変で、より一層熱中症になりやすくなってしまいます。
気温は毎日チェックして、その日の気温に合った服装や、水筒の準備、お弁当には保冷剤など子供が快適に過ごせる手助けをしてあげるようにしましょう!
子供が高熱(熱中症)にならないためにはどうする?
休憩をこまめにさせる
子供は何事も楽しい遊びが大好きです。そのため、夢中で遊んでしまうことが多いです。言葉で休憩するよう注意しても、遊びに夢中になっていれば言う事をきかない子もいます。
なので声をかけるだけでなくきちんと休息をとるまで見届けるようにしましょう。また、熱が体の中にこもることが熱中症の原因なので、涼しい服に着替えさせてあげると良いでしょう。
暑い日は涼しい部屋で休ませる
子供がいくら公園や動物園などに行きたいと言っても、暑い日は避けたほうが安全です。暑い日だなと推測される日は屋内の涼しい場所で遊ばせたり、なるべく休ませるようにしましょう。
ちなみに扇風機を回して涼しくする方法もありますが、あまりに気温が高いと扇風機の熱風を送ってくるだけなのであまり意味がありません。
涼しい風を送ってくれる機能性の高いものも販売されているので、扇風機を使っている人は新調しても良いかもしれませんね!
エアコンを普段は使わないという人でも、小さな子供がいる場合は猛暑日だけつけてあげるなどの工夫をしてあげてください。その際に、エアコンの風が長時間体に当たると体に悪いので気をつけましょう。
また、エアコンのつけっぱなしも暑さに弱い体になってしまうのでNG。つかうのなら特別暑い日の熱中症対策として使うようにしましょう!
お風呂の温度を上げすぎない
女性はダイエットのひとつとして熱いお風呂で汗を流したりするかもしれませんが、小さな子供には熱がこもる原因にもなるので暑い日はぬるめのお湯につからせてあげましょう。
ちなみに私は夏場だと高くて38度くらいのお湯に入らせています。やっぱり夏の夜も暑い日が多いので。そんな時に40度超えのお風呂に入ってしまうと大人でも嫌ですよね(笑)
お風呂は汗で汚れた体を綺麗にして、湯船につかるのもササっと済ませてしまうようにしましょう。
喉が渇く前に水分をとらせる
先ほども言いましたが、子供が喉が渇いたというころには体の水分はかなり失われています。大人でいう、喉がカラッカラの状態です。
そこまで遊びに夢中になってしまったり、自分の体の異変に気付かないのが子供なのです。暑い日はずっと汗をかいているので、なるべくこまめに親が促して水分をとらせるようにしましょう。
1時間に1~2回は水分を取らせるというように決めておけば、こまめな水分補給が可能ですね!
子供が熱中症に!どうしたら良い?応急処置
体を冷やしてあげる・衣服を脱がす
子供の熱中症は、重症の場合を除き自宅で応急処置をしてあげると改善されるケースが多いです。その時のポイントは、
- 体を冷やす
- 水分補給をさせる
- 体をやすませる
この3つが大切です。体冷やす場合ですが、両サイドの首・わきの下・ふとももの付け根などの大きな血管がある部分を冷やすと良いでしょう。濡れたタオルに保冷剤を巻き付けて冷やすのがおすすめです。
また、なるべくクーラーのきいた部屋で休ませてあげましょう。すぐに自宅に帰れない時は、近くのコンビニやスーパーで飲み物を買いながら体を冷やすのもおすすめです。衣服はなるべく少なくして熱が体から出ていきやすく工夫してあげましょう!
水分補給は最初からしつこく言っていますが、脱水になりかねないので休ませると同時に水分補給をしっかりさせてあげましょう。
救急車を呼ぶタイミング
救急車を呼ぶタイミングですが、意識がない、痙攣している、40度以上の高熱が出ているという場合は救急車を呼んだ方が良いです。
熱中症が進行すると重症の場合臓器不全に陥ることもあるので、重症化する前に対処することで自宅でも熱が引いていきます。
救急車を呼ぶ時はもうすでに重症化している場合の症状なので、異変を感じた場合はすぐに救急車を呼ぶようにしましょう。救急隊員が到着するまでの間パニックに陥らず、指示に従い応急処置を施しましょう。
「多少手足がしびれるが痙攣するほどではない」「頭痛がやめまいがあるけれど倒れるほどではない」と言う言葉をそのまま聞き入れるのではなく、暑い日に体調が少しでも崩れているなと感じたら、休ませるのが熱中症を重症化させないポイントです。
特に小さな子供は夢中で遊んでしまい、頭痛やめまいも忘れるほど遊んでしまう事もあります。あとで休憩したときに倒れてしまわないよう、親が気温や遊んでいる時間を考慮してこまめに休ませてあげることが大切です。
まとめ
今回は夏に多い熱中症について調べてみました。知らずにうちの子供も去年はおそらく軽い熱中症だったのだと思います。屋内だから熱中症にならないだろうと安易な考えでいましたが、屋内でも熱中症になってしまうリスクは十分あります。
風邪でもなく夜涼しくなってから熱が下がり、日中の暑い日に夏が上がるようだったら熱中症を疑うようにしましょう。
熱中症にならないためには、遊びで夢中になっている子供を親が定期的に休ませてあげることが大切です。